犬の遺伝病/動物(ペット)の病気・犬
犬の遺伝病は
何と450種類を超えるといわれているそうです。
これらの遺伝病には
複数の遺伝子が関与しており
遺伝の仕方が実に複雑だということです。
たとえ犬の両親や祖父母に
遺伝病の発症が見られなくても
遺伝病の遺伝子を保持している可能性があるようです。
その犬の近親の発症状況を調査することで
遺伝病にかかる危険度を推定することが
できるようです。
純血種の犬は100%人間が関与して作られているので
繁殖に際しては
遺伝病の発症のない血統、または少ない血統を
選ぶことが重要となってくるわけです。
以前から
特定の犬種に人気が集まると股関節形成不全の犬が増える
ことが報告されていたようです。
ブームで急激に頭数が増えることは
つまり、犬の遺伝病に関する情報を
把握することなくまたは情報を無視して
ブリーダー(繁殖家)が無理な交配をしているからに
ほかならないということだそうです。
日本では2003年にNPO法人
日本動物遺伝病ネットワーク(JAHD)が設立されて、
遺伝病の診断、個別疾患情報の登録などにあたっていますが
JAHD設立前の2001年、
人気犬種のラブラドルレトリバーについて
股関節形成不全の調査をしたところ
何と
200頭あまりのうち約47%に異常が
認められたということです。
同様の調査は外国でも行われており
米国 11.7%
スウェーデン 19%
であり
どうみても日本の数値は異常に高いわけで
ブリーダーやペットの飼い主の意識の低さやモラルのなさが
露呈した結果といえそうです。
しかも異常が認められた
ラブラドルレトリバーの飼い主の半数は
関節炎などの病気に全く気が付いていなかったといいます。
欧米などでは歴史的に見ても
動物との共存が
生活から切り離せないものであったということもあり
犬の遺伝病に対する意識は昔から非常に高く
1960年代から
遺伝病の診断や登録システムが構築されているということです。
飼い犬に関節炎などの症状が見られた場合は
運動のコントロール、薬による治療が可能だということですので
早めに対処することが肝心です。
