ヤリで狩りするチンパンジー/動物(ペット)関連ニュース
2007年2月24日の スポーツ報知によりますと
アフリカのセネガル南東部に生息するチンパンジーが、
小型のサルを捕獲するために
木の枝でヤリを作り狩猟をしていたことが
米英の研究チームの観察により明らかになったということです。
このニュースは
米生物学誌「カレント・バイオロジー」、
「ナショナル・ジオグラフィック」のウェブサイト
などにより伝えられたそうです。
2005年3月から06年8月まで
行った観察によると
この地区に生息するチンパンジーの雌が、
枝の葉をちぎり
20〜30センチの長さにした上で
先端を歯で切り刻み、ヤリのような形状にして、
木の穴などを繰り返し突き刺して、
なめたりにおいをかいだりしていた、というものです。
このような行動は
観察期間中22回確認され、
そのうち1回は、夜行性の小型のサル
「ガラゴ」を捕まえたということです。
研究チームはこの行動を
「習慣的なもの」と見ており、
人間以外の脊椎動物が
他の脊椎動物を狩る際に
道具を使用することが報告されたのは
初めてのことだということです。
これは非常に興味深い報告ですね。
また
これまでは
チンパンジーが
道具を使うかどうかを議論する場合には、
主に雄が議論の対象となってきたようですが、
今回の研究では
雌や子供が確認されているので、
人類の狩猟行動がどのように発展してきたかについて
従来の説明を見直す必要があるとしているようです。
人類の歴史研究には
チンパンジーなどを詳しく観察することが
欠かせない要素であることがよくわかりました。
