動物(ペット)の耳掃除と点耳薬/動物看護の実務・処置編3
◆動物(ペット)の耳掃除と点耳薬
耳の手入れは
犬と猫ではだいぶ事情が違います。
猫は普段は耳ダニの予防に
気をつける程度でいいと思いますが
犬の場合は
外耳炎などの予防をするために
こまめに内部の汚れを拭き取ったり
耳の中の毛を抜き取ったりしなければなりません。
◆猫の耳掃除
イヤー・クリーナーを
脱脂綿やガーゼなどに含ませて
見える部分の汚れを軽くふき取ります。
耳に異常がないかをチェックします。
・触って痛がらないか
・悪臭がしないか
・黒い耳垢で汚れていないか・・・など
もし、耳ダニ(耳ヒゼンダニ)の
生息が認められたら
駆除のための治療を始めます。
まず、耳の中を洗浄して、
耳ダニの生息個数を減らしてから
少なくとも三週間ほどかけて、
ダニの駆除薬を一定間隔で投与していくことになります。
◆犬の耳掃除
耳の中の毛を放置すると
分泌物が毛につき、酸化して悪臭を放ち
細菌感染の原因にもなります。
特に長毛犬や垂れ耳の犬は
耳管への空気の流通が悪いので
耳炎になりやすくなりますのでていねいに。
犬が動かないように保定し
片方の手で、裏返した耳を押さえ、
もう片方の手の指先で耳の裏側の毛をつまんで抜きます。
指でつまめなかった内側の毛は鉗子で抜きます。
外耳道の垂直部分では
カンシを入れても鼓膜の損傷の心配はありません。
皮膚を挟まないように
鉗子の背を皮膚に垂直に当てるようにします。
綿棒に脱脂綿を巻き、
耳用の消毒液をつけて内部の汚れを軽くふき取ります。
耳掃除のあと、
天耳薬を入れる場合は、
耳の奥に直接液体を垂らし
耳の付け根を外から軽くもみ、
薬が全体にいきわたるようにします。
