動物(ペット)の肛門腺(嚢)絞り/動物看護の実務・処置編7
肛門の左右には
袋状の臭腺が一対あり
肛門腺や肛門膿と呼ばれる
悪臭のある分泌物が溜まっています。
肛門腺を絞らずに放っておくと
化膿したり炎症をおこしたりするので
肛門を左右から押して肛門腺を搾り出します。
大型犬には
排便のときに自力で肛門腺を搾り出す
できる犬もいますが
中・小型犬では
自力で排泄するほどの力はないので
人間が搾り出してあげなければなりません。
分泌物が手につかないように手袋をはめて
片方の手で尾を持ち上げ、
肛門の斜め下の膨らんでいる部分を、
親指と人差し指で下から押し上げるように絞り
ティッシュで拭き取ります。
分泌物が出にくいときは、
人差し指を肛門に入れ、
親指ではさむようにして、下から上へ絞ります。
くれぐれも爪で
動物(ペット)を傷つけたりしないように
気をつけましょう。
肛門腺絞りに慣れていない動物(ペット)は
嫌がって噛み付いたりしようとしますが
そういう場合は
先輩看護師にまかせて
じっくり処置の仕方を観察しましょう。
馴れるまで大変ですが
何回もやっているうちにコツがつかめます。
