動物(ペット)の尿検査/動物看護の実務・検査編2
◆動物(ペット)の尿検査
尿検査はペットの健康検診の基本です。
動物(ペット)が
痛みを感じることなく手軽に行うことができます。
尿検査で
腎臓、尿管、膀胱、尿道などの異常がだいたい分かります。
最近では
家庭でも手軽に採尿できるような
採尿スポンジなど便利なものも売られています。
尿検査の基本は
採尿したての新鮮な尿を使うこと。
時間がたつと
細菌などが繁殖したり結晶ができたりして
正確な検査結果が得られなくなります。
◆動物(ペット)の尿検査の手順
@ 採尿
ふつうは飼い主に
動物(ペット)の採尿をしてもらいます。
カテーテルで尿を採る必要があるときは
カテーテル、シリンジ、キシロカインゼリー、
粘膜用消毒薬などを用意しておきます。
カテーテルを挿入し
シリンジで吸引する採尿行為は
獣医師が行います。
A 観察
尿を目視で観察するときは
色 透明度などを観察します。
同時に臭気のチェックを行い
観察結果をカルテに書き込みます。
B ペーパー検査
試験紙にスポイトで尿を一滴ずつ垂らして
一定の時間そのまま放置した後
判定基準に従い色を確認してカルテに記入します。
C 尿比重の測定
尿比重の測定検査は
腎機能の障害があるかどうかを確認するために
尿の濃度を調べる検査です。
尿比重の測定には屈折計を使います。
屈折計の接眼鏡を覗き込んで
青い面と白い面の境界線の目盛りを読み取って
その結果をカルテに記入します。
D 尿沈渣検査
尿沈渣とは
尿を遠心分離機にかけて
採取した沈殿物(固形成分)のことです。
これを顕微鏡で観察して、
赤血球、白血球、上皮細胞、結晶、円柱、細菌などが
増加しているか否かによって
尿路に異常がないかどうかを調べます。
