動物(ペット)の糞便検査/動物看護の実務・検査編3
◆動物(ペット)の糞便検査
動物(ペット)の糞便検査の場合は
飼い主に当日の朝の便を持ってきてもらいます。
便の一部だけでなく
全てを持ってきてくれるように
忘れずに伝えておかなければいけません。
糞便を預かったら
診察がスムースにできるように
前もって検査の結果を出しておきます。
検査にかかる前に
まず、肉眼で便の色・硬さ・臭いとともに
血液や異物が混入していないかどうか、
注意深く観察します。
動物(ペット)の糞便検査には
浮遊法によるものと
直接法によるものがあります。
◆浮遊法による糞便検査
@少量の飽和食塩水を入れた容器に
爪楊枝などで採った適量の便を加えてよくまぜます。
A表面張力で水面が盛り上がるまで 飽和食塩水を注ぎ
15〜20分間放置。
比重の軽い寄生虫の卵が水面に浮いてきます。
B盛り上がった水面に
カバーグラスの真ん中を当て
濡れた面を下にして、スライドグラスをのせます。
Cスライドグラスを顕微鏡にセットして検鏡。
D検査・観察結果をカルテに記入して 獣医師に渡します。
◆直接法による糞便検査
@スライドグラスに生理食塩水を1滴垂らし
爪楊枝などで便を少量採り、混ぜ合わせます。
A気泡が入らないように注意しながら、カバーグラスをかけます。
※カバーグラスやスライドグラスを扱うときは
指紋をつけないように端を持ちます。
Bスライドグラスを顕微鏡にセットして検鏡。
C検査・観察結果をカルテに記入して 獣医師に渡します。
※異物や寄生虫卵、その他紛らわしいものは
倍率をあげて、正確に確認します。
